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The Third Chapter : Interview with PIRO (English ver.)

Every artist is guided by something at the heart of their practice—something that may not always be visible, but quietly shapes the way they create.  In this conversation, PIRO reflects on a practice that begins with a curiosity about people and a world that can never be fully understood. Moving between painting and film, she explores questions that emerge from what she observes, encounters, and continues to think about. From the moment an idea first takes shape to the process of bringing a work to completion, she shares the thoughts and questions that remain with her along the way.  In this chapter of  The Core Message , we follow PIRO’s words and working process to consider how a work gradually takes shape—not simply as an image, but as a question placed into the world. -- Q.  Thank you for joining us. To begin our conversation, we are curious to know how you define your identity as an artist at this moment and what central theme most occupies your thoughts. A....

The Third Chapter : Interview with Vian Borchert (Japanese ver.)


すべてのアーティストは、すぐに目に見えるものの先で、その制作を静かに支え続ける信念を抱いています。

この対話の中で、Vian Borchert氏は、希望、自然、記憶、そして本当に大切なものへの理解を深めた困難な瞬間に至るまで、長い時間をかけて自身の制作を形づくってきた確信について語っています。彼女の答えからは、絵画の背後にある哲学だけでなく、その作品が生まれる内なる風景も浮かび上がってきます。

完成した作品の向こう側には、記憶、信念、静かな省察、そして時の流れによって形づくられた、より長い物語があります。「The core message」は、アーティスト自身の言葉を通して、その目に見えない旅路に読者を誘います。


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Q.本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。まずは、作家としての歩みや、これまでの制作活動についてお聞かせいただけますでしょうか。また、現在はどのように表現に注力されているのか、ぜひご紹介ください。

A. 私が今この瞬間に抱いている作家としてのアイデンティティは、世界はその核において善良で希望に満ちた場所であり、人は親切な行いを通して真の繁栄を見出すという信念に根ざしています。私は夢想家として自分自身を捉えており、世界平和への願いであれ、幸せな雲と流れる空に満ちた明るく晴れた日のささやかな喜びであれ、常に雲を見上げ、広がりゆく可能性を思い描いています。こうした静かな楽観のひとときは、キャンバスに描かれた色彩豊かな風景へと姿を変えていきます。私の作家としてのアイデンティティは、楽観主義、絵を描くという行為を通した瞑想、そして自然への深く尽きることのない愛に形づくられた、世界との視覚的な対話の中に根づいています。


Q. 今回のテーマである「The Core Message」について伺います。ご自身の制作を支えている感覚や、大切にしている軸のようなものがあれば教えてください。

A. 私の作家活動を支える最も根本的な意図の「アンカー」は、これからやってくる良いものごとへの信頼と信念です。さらに、芸術を創造することへの深い愛は、私の作家活動の最も強い意図であり、原動力であり続けています。つまりそれは、温かく親切で与えることを惜しまない、人を歓迎する宇宙への信頼と、自分自身、そして自分のビジョンや才能、哲学的な省察、芸術的な貢献を通して世界に与えられるものへの信念との組み合わせなのです。






Sea Memories






Q.その「核となるもの」をよく表していると感じる作品があれば、ぜひ教えてください。その作品が生まれた背景や、ご自身にとっての意味についてもお聞きできたら嬉しいです

A. 作家として、私にとって最も心惹かれるのは最新作の数々であり、それらは私の核となるメッセージを、作品そのものを通しても、また世界との対話を通しても映し出しているように感じます。「Sea Memories(海の記憶)」をはじめとする新作のいくつかは、私の心の中で特別な場所を占めています。この作品はノスタルジアの感覚を帯びており、私自身のアイデンティティに深く結びついた、隠された個人的な層を明らかにしているからです。私の表現主義的な作風を特徴づける抽象的なスタイルで描かれたこの作品は、流れる雲の下に広がる青い海を表しています。この海は、私が生まれた地中海を表しており、子ども時代の記憶と、その果てしない水平線を呼び起こします。海は常にそこにありながらも、近くにあるようで遠くにあるようでもあり、静かに私を包み込みながら、遠い土地の物語をささやく波となって私を満たし、私はまたそこへ帰りたいという思いに駆られます。





Between Meadows and Sky








Morning Mist







Q. 言葉にするのは難しいけれど、観る人にそっと伝わってほしい“空気”や“感覚”のようなものがあれば教えてください。

A. はい、私の作品には数多くの「ささやき」が静かに込められています。私の作品は、視覚的な対話、物語性、美的な存在感を通して観る人を引き込むだけでなく、感じ取られ、本当の意味で体験されることを意図しています。それぞれの作品は単なる絵画としてだけでなく、観る人をその作品自体へ、そのメッセージや重なり合う意味の中へと招き入れる、ひとつの体験として存在しています。象徴性に富んだ絵画的な顔料を通して、作品は想像力を瞑想的な領域へと漂わせ、魂を呼び覚まし、より良い世界へのビジョンへと心を導いていきます。


Q. 表現が変わっていく中でも、自然と立ち返っている問いのようなものはありますか。

A. 私が常に自分自身に問いかけている問いは、作品を作るという行為を通して、自分自身がどのように人として成長していけるかということです。私のスタイルは長年にわたって一貫しており、ジェスチュアルで表現的、抽象的なものであり、パレットも一貫して概ね青を基調としていますが、新しい作品が生まれるたびに、その中には自然な一歩前進が宿っています。創造という行為のひとつひとつが、より深い自己発見へと私を静かに前進させ、内なる自己と、芸術が最終的に生まれ、私を通して流れ出る魂の奥底にある核へと、私を近づけてくれるのです。


Q. 移り変わりの早い時代の中で、ご自身のペースや大切にしたい感覚を保つために、意識していることがあれば教えてください。

A. 外の世界の喧騒を遮断するのは、確かに難しいことです。しかし私にとって肝心なのは、外側ではなく内側に目を向けることです。私は自分自身の心の中の風景の中で生き、自分が望むように世界を見るという視点を通して、世界を捉えることを選んでいます。人生は、他人の目を通して世界を見て過ごすには短すぎるものです。そのかわりに、私は内へと退き、自分の内なる自己へと戻り、作家として、また創造する人間として、自分が思い描く世界を形づくることに意識を向けています。私はよく、近くの湖へ車を走らせ、ベンチに静かに座って人生やこれまでの世界との関わりについて思いを巡らせながら、目の前で揺れるさざ波の上に踊る陽光の反射を眺めています。水は私に深い安らぎを与えてくれます。水の近くにいることで、バランスが整い、静けさと心の平穏、そして静かに瞑想するための空間がもたらされるのです。






Mountain And Sea Waves






Q. 制作の中で、「しっくりきた」と感じる瞬間はありますか。それはどのような感覚でしょうか。

A. はい。三十年以上の経験を持つ作家として、また二十年にわたり美術教育者として活動してきた私には、ある種の理解、つまり、作品がその意図したメッセージを十分に実現した瞬間を直感的に察知する感覚が、自然と身についています。経験と専門性、そして作家としての成熟が重なり合うことで、絵が調和と明瞭さに到達し、まさにあるべき場所に立ち、伝えるべきものを伝えているという、その「知る」瞬間と確信が訪れるのです。


Q. 完成した作品だけでなく、「つくる時間」そのものの中で、大切にしていることがあれば教えてください。

A. 私から生まれるすべての絵画は、私自身の価値観に沿ったものであり、私のアイデンティティ、人柄、そして創造する魂の色合いを映し出しています。私の価値観の中で最も深く響くのは、自分自身、自分の芸術、そしてその制作の過程に対して誠実であり続けるという姿勢です。私の意図は、私が世界を捉える、ありのままの一片を誠実に伝えることであり、その真実をアートを作るという行為を通して、心を込めて届けることです。


Q. 振り返ってみて、表現の中で見た目の美しさだけでなく、より深い意味に意識が向かうきっかけとなった出来事があれば教えてください。

A. はい。私の人生には、深い心の傷や、暗く重大な転機となった出来事がありました。それは、大切な人の病による生死に関わる経験であり、医療的な処置や病院通い、重い診断という感情的な重みを伴うものでした。こうした非常に困難な人生経験は、私にとって本当に大切で意味のあるものをより強く抱きしめることを促し、いま、この瞬間を、それが与えてくれるすべてのものとともに受け入れ、十分に生きることへと私を導いてくれました。人生は「今」という瞬間の中で本当に展開していくのであり、明日は約束されたものではなく、過去はすでに過ぎ去ったものなのです。







Reflective Clouds






Q.これまでの制作を通して、ご自身の「核となるメッセージ」はどのように変わってきたと感じますか。

A. 私の核となるメッセージは確かに進化し、時を経てより明確になり、ますます普遍的な広がりを帯びるようになりました。年齢を重ね、また美術界の中でより確かな地位を築くにつれて、このメッセージは、人類が一致団結し、調和とともに平和という共通の目標を追求するための「集団的な覚醒」への呼びかけへと結晶していきました。私たちの世界は、戦争や破壊によって損なわれてしまうにはあまりにも美しい場所です。すべての人にとっての平等を基盤とし、母なる自然や互いとの深い調和の中で、幸福と愛の追求を尊重しながら生きることは、私たちが共有すべき人としての責任であると、私は信じています。


Q.作品を観る人に、どのような時間や内面的な感覚が生まれることを願っていますか。

A. 私の作品は、見られるためだけのものではなく、体験されるためのものです。その重なり合う深層へと自らを浸す、ひとつの誘いなのです。観る人が、再生の感覚、静かな希望、そして作品との意味のある結びつきを見出し、それによって繊細な感情やより深い省察が心の中で呼び覚まされることを願っています。そうした空間の中で、思考は目の前のものを超えて広がり、創造性とアートが何よりも力を持つ領域、そして自分自身や他者へのより直感的で瞑想的なつながりが生まれうる領域へと開かれていくのです。


Q.本日はお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。最後に、これから作品に触れる方へ、伝えたいことがあればぜひお聴かせください。

A. 大切なことはすべてお話しできたと思います。ありがとうございました。



















Contact
アーティスト : Vian Borchert
インスタグラム : @vianborchert

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