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The First Chapter : Interview with Kavieng Cheng (English ver.)

This conversation marks the tenth interview in the series *'Defining Moments: The First Start or the Turning Moment'*. We meet Kavieng Cheng, a multidisciplinary artist from Hong Kong whose practice flows between the roles of artist, art director, curator, and fashion photographer. For Kavieng, these are not separate professions but shifting lenses through which she interrogates reality—art as a phenomenological mode of existence, a continuous practice of sensing the world and questioning the given. Her work operates as an archaeology of the micro-psychological, drawn to the pre-linguistic realm: gestures that occur before words form, tensions held in the body, and fragmented moments that escape the conscious filter. Working across print, wood sculpture, and laser-cut forms, she explores the paradox between organic warmth and violent precision—a duality that mirrors the human psyche, structured yet chaotic, resilient yet profoundly fragile. It was her high school teacher Ms. ...

Interview with SOU (Japanese ver.)




Q. u1ギャラリーへようこそ。この度は貴重なお時間をいただき、心より感謝申し上げます。まずは自己紹介と作品についてお聞かせいただけますか。また、作品を作り始めたきっかけについても教えていただけますでしょうか。

A. わたしはひとりの娘の父親で夫です。30歳で建築業で独立をして会社の経営をはじめました。20代は、音楽やファッションデザインなど自分の世界を表現する事に夢中でしたが、28歳の結婚を期に、家庭という舟を漕ぐ必要性に駆られ、収入を得れる為の仕事につきました。30歳で独立してからは、建築の基礎的な技術や経験を積み、37歳の時にクライアントの為のワインバーをデザインして、自身で空間をつくりあげました。そこからショップや住宅のデザインとクリエイトの仕事を中心に、今まで20年程でに300点近い空間をデザインしてきました。 

今年娘の結婚を期に、クライアントの要望に忠実なデザイナーから、自身の中から沸き立つ情熱を形にする為のアーティストに突然転身しました。今まで娘の成長の為に、自分のクリエイティブな部分を社会にすり合わせてデザイナーとして生きてきたけれど、もう好きな事を表現してもいいんだ。という気持ちに突然なったのです。

画材を求めて初めて絵を描いた時に、現れた作品の中に全ての答えがありました。
『これからあなたは描き続けるんだよ』と、その作品は私に語りかけてきました。




Q. 制作のプロセスや表現方法についてお聞かせいただけますでしょうか。

A. 私の日々の状態が、全て作品に現れています。ひとつのスタイルには絶対に自分を縛り付けたく無いので、その瞬間瞬間のインスピレーションの示す方向へ、今まで習得した技術を応用して向かっていきます。
 
建築デザインの中には、アクリル塗料・鉱物顔料・セメント・プラスターなどありとあらゆる物を駆使します。わたしには、その経験の中で身についた表現方法とこれから習得していく技術を応用して、心の中を具現化しています。




Q. ご自身の作品の中で、キャリアにおいて重要な役割を果たしたと思われる作品やシリーズがございましたら教えていただけますでしょうか。

A. 元々20歳代の時に、詩を書いていた事もあり。絵を描きながら、言葉も一緒に生まれて、それは最終的にタイトルのような意味合いとなり、作品を自分の中で納得できる物とします。描き始めは、なんのになしに筆を走らせて、そこで描かれた構図や色彩が、またインスピレーションを刺激して描きすすめていくので、どんな作品ができるかわからない状態で作品制作をしています。

空間デザインをしていた時に、イタリアンレストランやワインバー、カフェやエステ・美容室など、デザインする空間がばらばらで統一性が無く、ひどく落ち込んでいた時に、ある私のデザインしたバーのオーナーが『どれも見た目は違っても、すぐにあなたのデザインした空間だとひと目でわかりますよ!自分で思うよりも、作品のいたるところにあなた独特の癖のようなモノがちゃんといきとどいています』と教えてくれました。なので絵を描いている時も、手法や表現方法が違っても、おそらく私が描いているのだから、SOUの作品だと変に強調しなくても現れると思っていました。

私の作品の『Time to cling』を初期の時点で描いた時に、あーやっぱり。と腑に落ちて、この作品が私の背中を押してくれました。




Q. 作品のインスピレーションはどこから得ているのでしょうか?

A. 私の中にあるポエジー。詩的な部分にある目に見えない情景。が現れてきます。


Q. ご自身のアートを通して、観客にどのようなことを感じてもらいたいとお考えでしょうか?

A. 色彩や構図・造形の中に、それぞれの観客が人生の中で感じていなかった物の新しい見方をいざなう事ができれば、人は芸術で内面の可能性を解き放つ事ができると思います。私はそれを望んでいます。




Q. 今後の制作において挑戦したいことや、意識していきたいことについて教えていただけますか。また、アーティストとしての今後の計画や抱負についてもお聞かせください。

A.これからの私の人生に運命のように導かれていく人や事柄に、わたしにしか起こりえない、その偶然のような必然に魂を焦がしヒントを拾い集めて、言葉にできない心象風景を形にしていきたい。

2023年には、ニューヨークやイタリア・スペインでも私の原画やデジタルワークが展開される予定。世界へより一層活躍の場を移していきたいと思っています。





Q. 読者に「SOU」というアーティスト、またはSOUさんの作品について知ってもらいたいこと、もしくはこれだけは伝えたいということがあれば教えていただけますか。

A. 自分に起こることは、私にとってもあなたにとっても、たった一つの事象。きちんとそれを見極めることで、人生はいくらでも変化するし、それを楽しんで欲しいと思います。



Contact
Artist : SOU
Instagram : @sou_yuji







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