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The First Chapter : Interview with Kavieng Cheng (English ver.)

This conversation marks the tenth interview in the series *'Defining Moments: The First Start or the Turning Moment'*. We meet Kavieng Cheng, a multidisciplinary artist from Hong Kong whose practice flows between the roles of artist, art director, curator, and fashion photographer. For Kavieng, these are not separate professions but shifting lenses through which she interrogates reality—art as a phenomenological mode of existence, a continuous practice of sensing the world and questioning the given. Her work operates as an archaeology of the micro-psychological, drawn to the pre-linguistic realm: gestures that occur before words form, tensions held in the body, and fragmented moments that escape the conscious filter. Working across print, wood sculpture, and laser-cut forms, she explores the paradox between organic warmth and violent precision—a duality that mirrors the human psyche, structured yet chaotic, resilient yet profoundly fragile. It was her high school teacher Ms. ...

Interview with Yujeong (Japanese ver.)





Q. u1ギャラリーへようこそ。本日はお時間をいただき、誠にありがとうございます。まず最初に、自己紹介と、どのようにして芸術の道を歩み始めたのかをお聞かせいただけますでしょうか。

A. 
このような貴重な機会をいただき、心より感謝申し上げます。私の名前はユジョンと申します。私は文人画(韓国の伝統的な文学絵画)を専門とするアーティストです。文人画は、詩、書、絵画が一つの作品として融合し、感情や思想を表現する芸術形式です。私の創作活動は、言葉と絵を結びつけ、それらを調和させることを目的としています。最初は書道が趣味として始まりましたが、その繊細な魅力に引き込まれ、次第にそれが私の情熱へと変わり、現在まで12年以上にわたって続けてきました。特に、墨の香りや筆が紙をすべる感覚が、私の作品に対する深い愛情と意識を育んできました。


Q. 創作過程についてお聞かせいただけますか?作品に取り組む際、どのようなアプローチを取られ、アート制作において特に重視されている点は何でしょうか?

A. 私の制作は、まず文章を書くことから始まります。文章を紡ぎ、その内容に基づいて絵の構想を練り上げるため、作品ごとに使う文章は異なり、並べ方もさまざまです。時にはモビールのように連なり、また時には人間という宇宙を象徴的に表現することもあります。

私が最も重要視しているのは『余白』です。作品を通じて、観客の方々が自分自身の物語に出会うことができればと思っています。その物語は、描かれた絵や文字そのものではなく、余白の中に込められていると考えています。ですから、余白に十分な力を持たせ、視線が自然と導かれるような構図を作ることに、特に多くの時間を費やしています。





Q. ご自身のアートキャリアの中で、特に大きな意味を持つ作品やシリーズがあれば、ぜひお教えいただけますか?また、個人的に特別な思いが込められた作品があれば、それについてもお話しいただけると嬉しいです。

A. どの展覧会やアートフェアにおいても、必ず中心に配置する作品があります。それが『門(문門door)の始初』シリーズです。このシリーズは、現在の私のスタイルが始まった最初の構想であり、余白に最も力を入れ、『門(문)』と『月(달)』を配置した作品です。現在までに『門(문門door)の始初_4』を含む、4つの作品が制作されています。


Q. ご自身の作品に対するインスピレーションは、普段どのようなところから得ていらっしゃいますか?また、創作活動を続ける中で、どのようなことが原動力となり、エネルギーを与えているのでしょうか?

A. 日常のすべてが私にとってのインスピレーションです。過ぎてきた時間を、まるで記録するかのように文章と絵で並べています。目を覚ましている間、外からの刺激と内面での循環がどのように相互作用するのかを感じ、それを記録することに集中しています。集中を重ねるうちに、少しずつ具体的な形が見えてきます。その形を文章として表現し、それを基に視覚的な構想を膨らませていきます。

私は作品の準備や集中において、エネルギッシュなタイプではありません。しかし、静かに深い水面や穏やかに揺れる柳の枝を見習い、日常の一つひとつを真摯に見つめることを心がけています。その姿勢が作品に込められる時、言葉では言い表せないほどの力と原動力を感じるのです。


Q.ご自身の作品を通じて、観る方々にどのような思いやメッセージを伝え、どのような感情を呼び起こしてほしいと願っていらっしゃいますか?

A. 私が表現する人生の姿には、『誰のものでも、それ自体が十分に価値がある』というメッセージを込めています。このメッセージをより深く伝えるために、文章を紡ぎ、それを繰り返し書き続けることで、次のような言葉を伝えています。

『あなたが絶え間なく生きてきた記録が、ひとつの軌跡となり、どれほど輝かしいものであるか。』
『あなたの生きてきた姿そのものが、どれほど素晴らしいものであるか。』

私は、規則的に並べられた形の中から、各々が自身の物語を見つけてくれることを願っています。そして、『生きてきた』という実感を感じていただくことを祈り、応援しています。



Q. アーティストとしての夢のプロジェクトがあれば、ぜひお聞かせいただけますか?また、今後の活動におけるビジョンや、実現したい目標についてお話しいただければ幸いです。

A. 他者とのインタビューを元に絵を描く、ドキュメンタリー・アーカイビングという作業を構想しています。『生きてきたこと』、『生きていること』そのものが十分に価値があり、素晴らしいというメッセージを、より多くの人々と共有し、記録として残していきたいと思っています。作品だけでなく、この過程自体がドキュメンタリー映像として記録されることができれば、さらに意義深いものになると考えています。


Q. インタビューの最後に、読者の皆様へ何かお伝えしたいことがあれば、ぜひお聞かせいただけますか?

A. ただ、あなたの時間の中で、いつも応援している一人がいることをお伝えしたいと思います。私の作品が、あなたの目にひとときの安らぎを与えることができればと思います。誠にありがとうございました。






連絡方法 

アーティスト : 유정 / Yujeong
メールアドレス : seomyj@gmail.com
インスタグラム : @yj_seom

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